元気ダンス

『元気ダンス』とは?

JPDSでは『元気ダンス』を推進しています。

『元気ダンス』とは、JPDSが考案した介護予防体操にダンスの魅力を組み込んだ一つのカリキュラムの事を指します。(1種類・1音楽などの体操・運動を指す言葉ではありません)
ボールルームダンスの各種を含める20種類以上のダンスの要素やリズムを取り入れて考案されているので、効率的かつ飽きずに楽しく続けられるカリキュラムになっております。

『元気ダンス』は、ボールルームダンスの元ロシアグランプリチャンピオン・池田耕治を始めとし、元バレエダンサー・元劇団四季俳優でもあった池田(篠田)裕美子や、柔道整体師・社会福祉士・理学療法士などが熟考を重ね考案されました。
そして、ダンス関係のテレビ番組にも数多く出演している、ボールルームダンスの元全日本チャンピオン篠田学・雅子、両名が監修し、顧問には福田康夫 元首相、相談役・推薦者にも多数の著名人や医師が名前を連ねております。


元気ダンスの魅力 -生活の質の向上-

介護用語で「クオリティ オブ ライフ(QOL)」という言葉があります。
立ち上がる、しゃがむ、何かを持ち上げる…といった日常生活での動作の質のことを指します。
機械的な運動が単純に筋力を鍛えるのに対し、ダンスの複合的な動きは体の使い方を調整して、
生活の質の向上に効果があります。

楽しい・飽きない・効果的な介護予防プログラムです。


『元気ダンス』各種アドバイザー資格の活かし方

現在、各市町村・自治体・社会福祉協議会や福祉施設・デイケア施設などでは、高齢者が要介護・要支援状態にならないために、またはこれ以上要介護度・要支援度が進行しないように、何らかの運動や体操、トレーニングなどを取り入れています。

そういった施設などに『元気ダンス』を取り入れて頂くことで、各種アドバイザー資格を取得した方が活動できるのですが、これからの時代は高齢者の医療費が上がり、要介護・要支援認定も厳しくなります。
…ということは、施設を利用されている人以外にもたくさんの介護予防を必要とされる方がいらっしゃるはずです。
これからの時代は私達が想像もつかない方法で『元気ダンス』の活動ができるという可能性も大きい…
『元気ダンス』はそういう資格です。


女性の社会進出への架け橋として

『元気ダンス』は、子育て中や子育て後の社会復帰されたい女性や、ご両親の介護中などの方にもお奨めできる資格です。
趣味としてダンスをされていた方や、身体を動かすことが好きな方はもちろん、ダンス経験の全くない方でも大丈夫です。
施設にお勤めの方のスキルアップや、もともと介護系のお仕事をされていた方が毎日定時の出社までは無理だけど社会復帰はしたい…など、どなたでも取得して活用して頂けます。

例えば…
 ・ご自分のご両親やご近所の人達を数人集めての指導。
 ・地域の集まりでのレクリエーションとしての指導。
 ・デイケア・福祉施設へ出向いての指導。
 ・自治体・社会福祉協議会などと連携しての指導。
…などなど。

『元気ダンス』の資格は、3級ゼネラルアドバイザーを取得することにより参加者5名まで同時に指導できますし、参加者の人数が多い場合は、ゼネラルアドバイザーまたはアシスタントアドバイザーに補佐をしてもらうことで同時に指導可能の人数が増やすことができます。


飽きない・楽しい・効果的

『元気ダンス』の強みといえば、やはり『飽きない・楽しい・効果的』ということです。

*飽きない
私達が施設の職員さんからよく聞くお話で、運動や体操は毎回同じものを続けると高齢者のかたが飽きてしまいイヤイヤやっているのを感じる。トレーニングに至っては無理矢理やらされているように見えることがある。とのことでした。
それで試しに『元気ダンス』を指導させて頂きますと、必ず「楽しい」「懐かしい」「次はいつ来てくれるの?」…といった声を参加者のかたから聞くことができました。
『元気ダンス』では、音楽もクラシックから歌謡曲まで多種使えますし、リズムの種類も豊富です。
それだけでも、まずは「飽きた」という声は聞こえなくなるはずです。

*楽しい
先ほども触れましたが、『元気ダンス』は多種多様の音楽・リズムで指導することができます。
一人一人が様々な性格・生活習慣をおくってきたように、音楽の好み・リズムの好みも人それぞれです。
色々な音楽やリズムを使って、参加者のみなさんの好みを探っていくのも一つの方法です。
必ず『楽しい』という声が聞けることと思います。

*効果的
『元気ダンス』は、『ダンス』のイメージである『立って踊る』ということに重点をおいていません。
私達のコンセプトとして『音楽に合わせて体を動かす喜び』を、介護予防の面で最大限に発揮できるようにカリキュラムを作成していますので、全ての元気ダンスが立位だけでなく座位でもできるように作られています。
始まりと終わりには『元気ウォームアップ』と『元気クールダウン』を必ず取り入れますので、急に大きな動作をしたり、疲れを残したりということがありません。